2020年01月25日

韓国のデモは年間9万件!なぜこれほど多いのか

韓国のデモ1.jpg


中国メディアの環球網は22日、
「韓国の政治体制に危機警報が鳴った」と
題する記事を掲載。デモが多発する
韓国の国内事情を伝えた。


記事はまず、韓国警察庁の統計で2019年に
韓国人が行ったデモが9万件以上に達する
ことが確実になったことを紹介。「これは
間違いなく驚くべき数字だ」とした上で、
「韓国人のデモはなぜこれほど多いのか。
韓国社会にはどんな問題があるのか」
と疑問を提起した。

同メディアの韓国駐在記者は「韓国では
確かに、毎日のようにさまざまなデモを
目にしたり聞いたりする」とし、「経済や
社会の不公平さが加速しているほか、
韓国社会の異なる価値観の対立がますます
顕著になっている。デモの件数が過去最多を
更新したことは、韓国の政治体制に対する
警報だ」とした。

具体的なデモ件数を見ると、2019年1~11月で
8万7426件に達しており、12月も含めると9万件
を超えることは確実と見られている。朴槿恵前
大統領の弾劾があった16年は4万5755件だった。
文在寅政権が誕生した2017年は前年比でやや
減少したが、2018年は6万8262件に跳ね上がり、
19年はそこからさらに2万件以上増えている。

記事は、デモ件数の増加について「現在の
韓国社会のさまざまな不満や対立が、対話や
正常なルートで解決できないことを間接的に
証明している。だからこそ、集会やデモに
よって解決しようという社会心理が急速に
拡大しているのだ」と指摘した。

その上で、昨年6月末に米国のドナルド・
トランプ大統領が訪韓した際は、「ソウルの
光化門広場は終日大混乱だった」と説明。
保守派と進歩派の民間団体がトランプ氏の
訪韓を歓迎、反対する集会が2日間で30件に
達したことを挙げ、「光化門広場はすでに
二つに分断されている」と表現した。

韓国警察庁の統計によると、19年1~10月の
デモで秩序維持に警官隊が投入されたのは
1万1385件だった。これは、前年比で
45.3%も増加しているそうだ。

韓国でセウォル号事件や慰安婦問題などのデモを
取材してきたという環球網の駐在記者は、特に
印象に残っているものに朴前大統領に反対する
ろうそく集会を挙げた。「クリスマスや年越しの
時期と重なり、お祭り騒ぎのようだった」
「韓国人は風刺的な要素も好きで、デモに連れて
きた子犬の首輪に『私が大統領になろうか』と
書かれた風船をくくり付けていた」などと説明し、
「いずれにしても政治的な色合いが強く、
1本の道の両側に保守派と進歩派が分かれ、
中央には警官が立つという形だ」と振り返った。

記事は、韓国問題の専門家の話として、
「韓国社会は政治理念の衝突と対立が深刻。
こうした対立は政界だけでなく市民社会にまで
存在する。2つの勢力によるデモは往々にして
『口はあるが耳はない』状態だ。自分の要求だけ
に関心があり、相手陣営の考え方は無視する」と
指摘。「韓国社会は“自由民主”で、社会の
価値観の多元化を促進し、多くのマイノリティー
が権利を主張しているが、彼らがとる方法は
基本的にみんなデモになる」とした。

そして、「根本的には、デモの多くは経済と
社会の不平等から起こる」とし、「1997年の
アジア通貨危機以降、韓国では貧富の差が
拡大し続け、ここ数年では階層の固定化が
著しい。各種の社会的な対立がうず巻き、
民衆の不満は日増しに高まっている」と解説。
「朴前大統領の弾劾がろうそく集会の後押しを
受けて成功したことによって、もともとデモの
伝統があった韓国人がデモは効果があると
認識した」とし、「集会の自由が
“デモ万能主義”へと変化している」と論じた。
















posted by よろずけんこう at 05:17| Comment(0) | ニュース・一般 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください